マネーリテラシーに、マンガが役立つワケ

マネー・FP

ナニワ金融道という漫画

僕は、絶対に借金の連帯保証人にはならないと誓っています。連帯保証人の恐ろしさを味わっているからです。ただし漫画で。

マネーリテラシーをつけるには、漫画はとてもいいと思います。特に漫画は、本よりも実体験に近い感覚を味わうので、やってはいけないことをやらない抑止力がより強くなるのではないかと思います。

具体的には、「ナニワ金融道」という漫画です。1990年代の古い漫画であること、また絵柄がいわゆる「えげつない」ことから、読んでいない人も多いかと思いますが、一度だけでいいので通しで読んでみることを本当にお勧めします。

知らなかった、ですまないことが、カネの世界にあることを思い知らせてくれます。例えば、

・おつかいで引き取りに行った手形の裏面に名前だけ書いた男の末路
・「保証人」と「連帯保証人」の違い
・「地面師」の手口
・事故っちゃったときに相手に脅かされた書いた「念書」
・先物取引業者による、素人のはめ方
・「計画倒産」のスキーム
・マルチ商法の本質

上に書いたことのうち一つでも気になる事があれば、読む価値は十分あります。20年以上前に読んだ僕が、ストーリーをすべて覚えているくらい強烈にしみ込みます。教科書にしたいくらいです(が、えげつなさ過ぎて無理ですね)

(文庫本のリンクを貼りましたが、絵柄がかなり特徴的なので、目立たないよう、Kindleで購入したほうがいいかもしれません)

昔の上司のエピソード

僕はこの単行本を全巻買って持っていたのですが、ずっと昔、当時の会社の上司(直属の上司ではなくもっと偉い人)に貸したことがあります。

飲み会か何かで、何気なく、連帯保証人の怖さや、それを描いた漫画のことちらっと話したら、ぜひ貸してくれ、という話になったと記憶しています。それで全巻お貸しました。すごく参考になったと言っていました。

後から聞くと、その方はどうも、お子さんが借金をしてしまったそうで、その取り立てが、親であるその方に来てしまったそうです。会社に電話をかけてきたそうです。嫌ですね。一番取りやすい人から、その人が一番嫌がることをしてさっさと回収するというわけですね。

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