中小企業(小規模事業者)支援のためのマニュアル、ツール

中小企業診断士

中小企業基盤整備機構(中小機構:中小企業支援を行う独立行政法人)のWebページには、中小企業支援に役立つマニュアルやツールが多数掲載されています。非常に役に立つものが多数あって、どれを確認すればよいか迷うこともあるのではと思います。

ここでは、私の独断で、特に小規模事業者向けのものを3つ絞って、ご紹介しようと思います。

(1)小規模事業者支援ハンドブック

電子ブック方式で提供されています。信頼関係を築くためのコミュニケーションの取り方から始まり、売上拡大、事業計画策定、商品開発、マーケティング支援などのポイントが書かれています。正直このようにうまくまとまった文書があるのを知りませんでした。中小企業診断士の方は、受験時に「企業経営理論」を学習されたと思いますが、その実践の方法、という位置づけになると思います。

小規模事業者支援ハンドブック

(2)小規模事業者IT利活用サポートブック

小規模事業者がITを活用して経営を強化するための、全体像、現状・課題と活用事例、支援のポイントなどが書かれた冊子になります。

課題設定のための、業務の全体像の見える化についてもかなり具体的な記載があります。また、「IT利活用サポート様式集」という、ヒアリングシート、リスクコントロール表、課題を整理するためのシートなど、実用的で整理されたツールが別冊でついています。

小規模事業者支援ガイドブック4 支援者のための小規模事業者のIT利活用サポートブック 生産性向上への取組みを中心に

(3)支援者のための小規模事業者の事業計画づくりサポートブック

一過性の支援ではなく、小規模事業者が事業計画として長期的に発展していくための具体的な計画の立て方が書かれています。融資や、補助金等の支援を受ける際に事業計画が必要になりますが、これを読みながら策定する、または策定支援すると、効果のあるものができるのではと思います。

小規模事業者支援ガイドブック1 支援者のための小規模事業者の事業計画づくりサポートブック

最後に

このように、中小機構という支援機関には、中小企業、さらには小規模企業の方に役立つ、または支援者にとても役立つツールや文書が沢山あり、まさに宝の山だと思います。僕も、改めてしっかり読んで勉強し、支援に役立てたいと思いました。

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