中高年初心者がFP2級合格できた学習法

勉強法

スキマ時間で学習し、FP2級に合格

先日(2022年9月11日)、FP2級の試験があり、受験してきました。

FPとは、正式には「ファイナンシャル・プランニング技能検定」というもので、「厚生労働大臣より職業能力開発促進法第47条1項の規定に基づき指定試験機関の指定を受けて日本FP協会が実施する国家検定」です。学科試験と実技試験、両方に合格すると合格証書が発行され、等級ごとに「ファイナンシャル・プランニング技能士」と名乗ることができます。(FP協会のWebサイトより)

実生活や実務で役に立てようとすると、2級以上の取得が必要のようです。私の場合、中小企業診断士の知識に少し幅を持たせたいという点もありましたが、むしろ個人の実生活面で関連知識をつけておきたいという背景があり、3級→2級と連続で受けました。勉強した実感としては、これは、日本で生活するすべての人が、お金で損をしたくなければ持っておくべき知識だと思いました。取得を強くお勧めします!

で、受験結果です。受験学校のサイトなどから自己採点をしてみると、午前(学科)、午後(実技)の試験とも85%くらいの出来だったようなので多分受かっていると思います。(合格基準は60%なので、解答用紙への写し間違いなど、大ポカをしていなければ、大丈夫なはず(→合格してました)。。なお、名前と受験番号はあらかじめ印刷してくれている、親切な試験でした。)

後日補足:CFP資格試験対策でも同様の時間管理を続け、全科目合格しました。詳細はこちら

15分スキマ時間の凄さを思い知った

学習に使ったのは、ほとんど通勤時間と会社の昼休みだけです。15分ずつの隙間時間をつなげ、何とか一日1.5時間くらいの勉強時間を確保しました。休日もほんの少しの隙間時間を同様に確保して同じくらいの勉強時間でした。

一方で、いつも続けていた英語の学習時間はどうしても少し犠牲になりました。それでも1時間弱くらいはなんとか確保し、英語のハノン、スピーキングなどはある程度継続できました。(以前、中小企業診断士の学習を始めた時に英語学習をすっかりやめてしまってそのまま再開せず。とても後悔したので、英語学習は少しだけでも必ず続けるように意識しています)

初心者でもFP2級合格できる学習法のポイント

私のような、FPの予備知識がほとんどない初心者、それも中高年サラリーマンで平日は早朝から夜まで会社で仕事している、と言った人でも合格レベルに到達できたのは、うまく時間を確保できたことと、効率的な学習ができたことだと思っています。

学習時間は記録していました。3級、2級合計で学習時間合計は大体200時間くらい確保できました。この試験合格者の平均的な学習時間かと思います。しかしながら、この手の記憶ものが中心となる試験がとても苦手な自分としては、結構効率的にできたと思います。

どうして効率的に学習出来たか、のポイントを以下にまとめます。

①スキマ時間を徹底活用する

学習時間を確保する上で、スキマ時間を活用するのは本当に大事です。以前の記事で書きましたが、15分に区切ってスキマ時間でも集中して学習することができました。どこかで聞いたことがありますが、15分って大体一日の1%なんですよね。一日の1%ずつを集中して積み上げる、と思うと、充実感も高まると思います。

②ネットを検索し、比較検討した上で本当に良い教材を選ぶ

学習には、市販の教材を使おうと思っていたのですが、ネットで色々と検索していたら以下のサイトに行きあたりました。試験がうまくできたのは、このサイトとYoutubeに巡り合ったおかげだと思います。

お金の寺子屋
FP試験受験者応援サイト
お金の寺子屋【公式】
FP3級とFP2級の試験対策動画をアップしています。 大手予備校と遜色ない質と量のコンテンツが無料で利用できるサイト「お金の寺子屋」の動画講義です。 圧倒的なクオリティで、試験に出る全論点を分かりやすく解説しています。 *YouTubeで質問は受け付けておりません。サイトの質問フォームをご利用下さい。

この方の2級講義動画を3回くらい繰り返して聞きました。(無料なのが信じられない質と量です!)

また、このサイトに、問題が大量に載っているので(これも無料)それを活用し、間違えたところはテキストのその部分に下線、コメントし、最終的にはテキストを見れば過去に間違えたところが一覧できるようにしました。

練習問題 | お金の寺子屋
FP3級 ○×問題 穴埋め問題 計算問題 直前対策(頻出論点) 確認問題 FP2級 ○×問題 穴埋め問題 計算問題 応答式問題 直前対策(頻出論点) 確認問題 (注)特に指示のない限り、東日本大震災の被災者等に対する各種特例については考慮しないものとします。 ★マークは、試験に合格する為には押さえておきたい論点です。

最後は、直前の対策模試をやって、(これも3回分で1000円以下という異常な価格設定でした。)間違えたところを中心に3回繰り返しました。(この年になると、これくらいやらないと頭に入らないんです。。)

テキストは、このサイトで買わずに、古いものを持っている人から少し安く譲ってもらったのですが、ケチらずに最新版をちゃんと買えばもっと効率的に勉強できたと思ってます。法改正などで内容(金額などの数字も含め細かいところが沢山)が変わるので、そこを気にする必要があるかどうかは結構大きかったです。

③記憶力低下は繰り返し回数でカバーする

さっきも書きましたが、私はこの手の諳記モノが、昔から苦手です。なおかつ、50代で、記憶力が更に低下。それを克服するには「繰り返し」しかありません。You Tubeは3回繰り返したと書きましたが、論点の振り返りは多分10周くらいやったと思います。基本的には、間違えた論点を繰り返し繰り返し、、という感じでやりました。

私の見立てでは、今回の試験の論点は、ほとんどテキストと動画で説明のあった論点でカバーされていたと思います。(間違えたところは、問題文の見誤りや、見落とし、つまらない数字の写し間違え等。これは自分はテストではどうしてもある程度やってしまうので、あきらめてます)

学習は何歳になっても継続できる

繰り返しになりますが、自分は今回仕事や家庭など他のことに使う時間はほとんど犠牲にせずに学習し合格点に達することができました。

いくつになっても、時間がなくても、学習は続けられる、そう思えた体験になりました。

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