全体像を見ることの大切さ

中小企業診断士

中小企業診断士の実務補習

中小企業診断士は、合格しただけでは登録できず、「実務補修」というものを15日以上受けるか、診断実務に15日以上重視しなくてはなりません。

実際には、中小企業診断士協会が主催してくれる、実務補修を受ける方が多いと思います。私もそうでした。

6人位のチームで、診断先の中小企業に対しコンサルを行い報告を行い、報告書をまとめます。

私が最初に受けた実務補習のチームメンバーは、ランダムに選ばれるとのことでしたが、住所を考慮してくれたようで、住んでいる場所が近い人が同じチームになっている感じでした。チームで喧々諤々しながらコンサル内容を本気で詰めていくのでとても勉強になるし、メンバーの結束も強くなります。とても良い経験になりました。

議論

私たちのチームは、商店街を診断することになりました。(中小企業診断士は、商店街の売り上げアップなどのコンサルもよくあり、その分野に強みを持つ先生もいらっしゃるようです。)

何度かのヒアリングをした後に、議論をして、環境分析→SWOT(強み、弱み、機会、脅威の分析)→コンセプト→施策提言、といった形で進めていくのですが、それぞれの議論で熱くなりすぎて、メンバーが、全体像が見えなくなっているような状態になる事がありました。

そんな時に、一歩引いて考えるという意味で、全体像を図解して共有すると、「ああそうか、俺たちこういう全体像の中で、ここを議論しているのか。ちょっと視点が小さくなっていたかも。だったら、○○さんの意見ももっともだな。別の視点として取り入れると新しい提言ができるかも」なんて、議論がより建設的になった記憶があります。

その時僕が作った全体像はこんな感じのものです。(個別案件ではなく、一般的な内容に変えています)

Bird’s-Eye View

こういうように全体像を見ることは、英語では、Bird’s-Eye View (鳥観図)というようですね。

個々のポイントを掘り下げることはもちろん重要なのですが、時々こういうBird’s-Eye Viewに立ち戻って、全体像を見ながら進めることも、良い結論を導き出すために大事だな、と思った体験でした。

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