生活の中で、固定費を見直すことは、とても重要ですね。それが積もり積もって大きな金額になるので。
といっても、固定費の項目を見ると、なかなか減らすのが難しい項目もあります。うちの場合は例えば車に関する費用。特にガソリン代。ガソリン代自体は、理屈で考えると、車に乗らなければかからない、つまり変動する費用なのですが、買い物など日常必ず行うことで使うと、ある程度決まった額が固定でかかってしまいます。
今の車を買う時、燃費が悪いことは分かっていたのですが、他の魅力があり選んだのですが、生活費をかなり圧迫しています。
お手頃なスーパーも徒歩ではちょっと遠い場所にあるので、日常生活を行うにも、歩きだと厳しい。でも、一人で車に乗って買い物に行くというのは、非常に無駄な気持ちがありました。
それで、以前から、自転車を買って、ガソリン代を減らしたほうがいいんだけどなぁ、という思いはありました。
しかし、僕の家は坂の多い街にあり(要は、もともと山間部だったということ)、二の足を踏んでいたんですよね。
電動自転車を買えばいいんですが、自分にとっては少し高いのと、どうしても、あの「ママチャリ感」を見せられると、買いたい気持ちが起きませんでした。
「クロスバイク」を買ってみよう、と思う
きっかけは、何気なく聞いた話でした。妻の知り合いのご主人が、スポーツタイプの自転車を譲ってもらって乗り始めたら結構良く乗るようになった、という話でした。
それで、「そういえば最近、かっこいい自転車に乗っている人が増えた気がする。ガソリン代削減で自転車買おうとしていたこともあったけど、ああいう自転車だったらいいかなぁ」と思い始めて、少し調べてみました。
全くの初心者なんですが、今はWebで調べると何でも分かりますね。いわゆるドロップハンドルの自転車は「ロードバイク」というそうです。それに対して、スポーツタイプだけどそこまで本格的ではない(ハンドルはドロップではない)、でもママチャリよりすごく走りにこだわっている自転車を「クロスバイク」というようです。
これはもともとマウンテンバイクとロードバイクの中間の位置づけで開発されたそうですが、今は一般道路を速く走るため、ロードバイク寄りになっているとのこと。
基本的に買い物用途だけど、趣味でも走りたいといった、僕のような中途半端なニーズにピッタリです。
メルカリでゲット
で、初心者向けのものとして何が良いかWebで調べてみたのですが、「あまり安すぎるものを買わずに、信頼できるメーカーのものを買うべし」という意見がとても多かったです。
絞り込んだのが、ブリヂストンの「シルヴァ F24」と、GIANTという会社(台湾の非常に有名な自転車メーカーだそうです。はい、知りませんでした。)の「ESCAPE R3」 というものでした。
前者は、ライトや鍵、スタンド(こういうものがついていないのが普通ということにびっくり!自転車スタンドないと困らない?)もついていてすぐに使える点に惹かれたのですが、「結局ライトが中途半端で買い直した」「鍵のチェーンの長さが短くて、ロックしづらい」という意見もあり、悩みました。ただコストパフォーマンスはとてもよさそうで、買うとするとこちらの方が1万円くらい安く済みそうだったので、やっぱりこれかな、と思って、自転車屋さんでまたがってみるところまで行ったのですが、、、たまたま見てみたメルカリで、ESCAPE R3を半年くらい前に買った人が諸備品込みで考えると半額近く!で売りに出していたのを発見したため、即、ポチってしまいました。
メルカリで買って大丈夫?という方もいるかもしれませんが、自転車は、防犯登録が義務付けられているので、その移管のために、売主は匿名になりません。いい加減な出品者は出品しづらい仕組みだと思います。(逆に、防犯登録に関して記載がない出品は避けたほうが安全でしょう。)
私が買わせていただいた方も、直接引き渡しさせてもらい、説明を受けたのですが、とても親切な方でした。
コスト削減効果
基本的に、雨の時以外は一人でスーパーに行くときは自転車にしています。(リュックに買い物を詰める!)ここ1か月くらいですが、それだけでガソリン代が3000円くらい減りました。
ということは、1年ちょっとで元が取れる計算になります。もっと早く自転車買っておけばよかった。
それ以上の効果!
コストの効果は予想通りあり、まぁ健康にも良いだろうというのもあるのですが、それよりも良かったのが、「ワクワクする」という効果です。僕はもともと所有欲が人より小さいのか、あまり物を買ってもワクワクすることはなかったのですが、久しぶりにこの気持ちを味わいました。実は平日でも、夜、家に帰ってから近所一周したりしています。
このESCAPE R3そのものがかっこいいし(かっこいいですよね?!)、とても軽いんです。階段しかなくて、そこが近道だったら、担いでホイホイ上ったり下りたりもできます。
自転車にちゃんと乗ったのって、実は高校生以来かもしれない。段差があるときに重心のかけ方を工夫してショックを和らげる乗り方とか、下り坂で安全にブレーキをかけるタイミングのかけ方とか、上り坂での立ち漕ぎ(かっこよく言うと、ダンシング、と言うそうですが)のやり方とか、、何十年ぶりに乗っても体が覚えていました。またこれが楽しい。この年で新しい世界を感じることができて良かったです。
注意点
と、いいことづくめで書いていますが、一番気を付けなくてはならないのは事故やケガですね。ロードバイクでさっそうと走って行く人を横目で見ながら、ゆっくりのんびり走るように心がけています。
英語をイヤホンで聞いたりするのも、危険だと考え避けています。これだけはしょうがないですね。慣れてきたら頭を英語モードにして、独り言くらいはしてもいいかもしれません。
安全第一で、これからも大事に乗っていきたいと思います。
コメント