英語が上達するためには、目標設定がとても大事だと思います。
その目標ですが、「TOEIC900点!」とかでももちろんいいと思います。ただ、それを実現した自分の姿をできるだけ具体的にイメージすることが大切です。
大昔、大学受験のとき読んだ本に、こうありました。(土屋博英先生の「受験ごくらく妙薬100錠」という本。もう絶版だと思います)
「苦しい時は合格の瞬間を思い描け。合格掲示板の前でヤッタ!ととびあがる自分を想像してみるがよい。今の君の努力はその栄光の瞬間に続いているのだ。その喜びを手に入れるためならどんなつらさにも耐えられるはずだ。そうじゃないか!」
まだ純粋だった10代の頃だったので、これは効きました。読むたびに、勉強する気力がわいてきたのを思い出します。これは大学受験の話なので、合格の瞬間、というイメージを思い起こすのが一番効果があると思います。
英語の勉強でも同じだと思います。ただ、「TOEIC満点をとってニヤニヤしている」ようなことをイメージするというよりは、英語を自由自在に使いこなしている自分を想像するといいと思います。
できれば、「こんな人になりたい」というのがあるとイメージがより具体的になり、勉強のモチベーションになると思います。
思い起こせば自分自身も、会社で、英語が自由に使えて、ネイティブと対等に議論している人を見て、「ああこんな風になれたらなぁ」と思ったことが学習のモチベーションの維持に役立ちました。
なぜかこういうのって、普段意識していないし、忘れてしまうことも多いのですが、改めて文章に起こしてみると「ああそうだったな」と思い出します。深層心理に残っているんでしょうね。
身の回りにそんな人がいれば一番いいと思います。でもそんな人が身近にいなくても、そういうロールモデルになる人は、今はネットで探せますよね。Twitterでも。
例えば、、
同時通訳者の横山カズさんは日本国内で英語をマスターされたそうです。この方の本は何冊も読んでます。プロになるような方でなくても、英語を上達したい気持ちを持っている人には、本当にお勧めします。英語が好きになり、やる気になります。
「でももう年だしなぁ」と思っている方。いい本があります。
この方は60歳定年後に同時通訳の道を歩み始めた、という、ちょっと普通では考えられないキャリアを歩んできた方です。初めて読んだときは本当に驚きで、かつ、何かを始めるのに遅すぎることはない、というのは、リアルで本当なんだ、というのを心の底から実感しました。(但し、若い人とは違って、新しい世界に行く場合でも、今までの経験を有効に活用することがポイントだと思いました。)
特に50代以降の方、一度手に取ってみてください。単なるモチベーションアップの記述だけではなくて、戦略と具体的な実践内容について、とても具体的に書いてあります。
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