英検準二級のススメ

英語学習

学生の時英語勉強しなかった、嫌いだったけど、英語を勉強し直してみようかな、でも中学英語も怪しいし、、、と思っている方への記事です。

英語学習者にとっては、英検よりTOEICのほうが人気があるんですかね。

でも、特にやり直しで英語学習を再度始めた人、中学レベルの文法がまだ怪しい、という人は、まず英検を受けてみると良いと思います。

僕のお勧めは、スタート時点でどの程度学校英語をマスターしているかにもよりますが、準二級を最初の目標にすることです。(全く覚えていない、という人はもちろん5級、4級からでもいいですよ!)

僕の考える、英検準二級のメリットは以下の通りです。

説明していきますね。

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目標設定として適切

目標設定は大事です。勉強に励みが出ます。しかし、あまり高すぎる目標、時間のかかりすぎる目標を設定すると、くじけちゃいますよね。「自分は中学英語もちゃんとできない、ほぼ初心者」という方でも、英検準二級は(人にもよると思いますが)200時間くらいで合格レベルに行けるのでは、と思います。200時間というと長く感じるかもしれませんが、一日1時間勉強すれば半年ちょっと。一日2時間なら3か月くらいです。

あと、これは僕の勝手なイメージと言えばそうなのですが、「級」のついている資格では、3級までは初心者が目指す資格、2級は本格的な専門性の入り口、という感覚はないでしょうか。「準」がついてはいますが、準二級もそういうイメージを持てると思うとやる気になりませんか?

難易度の「コスパ」がいい

コスパ、なんて書くと怒られそうですが、あえてこういう表現をしました。

正直、二級以上だと、対策本を一冊仕上げる、といった勉強だけだとなかなか大変だと思うのですが、準二級まではそれが通じます。「二級」と名の付くレベルに合格して自信をつけて、さらに学習を続けるためのちょうどよいマイルストーンになると思うんです。

中学の文法を一通り学べる

英検準二級のレベルは高校程度となっています。つまり、この勉強をすると中学レベルの文法を一通り学べるということです。中学レベルの英文法をしっかり理解して自分で使いこなせるというのは、英語で相手と基本的な意思疎通をしたり仕事をこなすような場合であれば本当に充分だと思います。

中学卒業レベルというと英検三級、ということになっているのですが、語彙やスピーキングも含めて運用能力まで見ると、準二級を目標に据えたほうが実用的なんじゃないかな、と思います。

実用的なスピーキングの訓練になる

英検三級だと、質問に関して単文で答えられると合格できます。しかし、準二級は、2文以上で答えるように問題が工夫されており、普通の会話の基礎力をつけるための良い勉強になります。何人かに準二級のスピーキングを教えた経験からも、状況や人の動作など、一般的なことをきちんと説明する、という訓練にとても向いています。特に、大人のやり直し学習者にとって、スピーキングの最初のテストとしてとても良くできていると思います。

必要な単語の数がちょうどいい

言いたいことがある程度伝えられるための語彙、英単語の数はどのくらい必要でしょうか。英検準二級合格に必要な語彙数は3000と言われています。自分としては、意思をある程度伝えるにはこれくらいの語彙は必要だという感覚を持っています。英検三級だとやはりちょっと少ない気がするんですよね。

と思っていたら、DMM英会話のサイトで同じようなことを書いてくれていました。

結局、英単語はどれくらい覚えなきゃいけないの? 日常会話に必要な語彙力とは | DMM英会話ブログ
本記事では「英語が話せるようになるために英単語は結局どれくらい覚えなきゃいけないの?」という問いに答えていきます。英語で言いたいことを最低限伝えられるようになるために「どういった単語を、どのように覚えていくといいか」のオススメテクニックもご紹介!

この感覚は多分あっているんじゃないかと思います。準二級に合格すると、自分の言いたいことが言えるレベルになるんだ!と思うと、励みになりませんか?

学生に混じって受けるのが恥ずかしければ、こっそり受けることができる

これは準二級に限った話ではないのですが、大人になってから英検を受けると、中学生や高校生が沢山いる中で大人が混じることで、ちょっと恥ずかしさを感じる人もいるかと思います。

何を隠そう、僕も漢字検定2級を受けたことがあるのですが、周りが中高生ばかりで、かなり浮いていました。(なぜこの年になって漢字検定2級を受けたのかは、機会があればお話しします(笑))

そういうことが気になる方は、一人で、パーティションに区切られたブースでこっそり試験を受けることができるのです!

これです。

英検のCBT形式の試験が1つに [英検S-CBT]|公益財団法人日本英語検定協会
2021年4月より「英検S-CBT」と「英検CBT」が1つになり、よりシンプルに、より分かりやすくなります。

英検S-CBT (Speaking- Computer Based Testing)というのですね。以前は、2種類のパターンがあったようですが、方式が統一されたようです。通常の英検では、一次試験合格者だけが二次試験のスピーキングを受けますが、このS-CBTでは、一日でスピーキングまで試験を受けられるようですね。アウトプットの練習はとても大事なので、この形式はなかなか良いのではと思います。

また、この方式は基本的にパソコンの前でキーボードで回答しますが、ライティングは手書きでも対応してもらえるようですね。

恥ずかしがり屋の方や、通常の試験では日程が合わない方は検討する価値は十分ありそうですね!

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