英語の上達に記憶力は必要なの?

英語学習

身も蓋もない話をします。

最近、気になりだしました。英語が上達するのには、やっぱり頭の良さが必要なんじゃないだろうか。特に、記憶力。

この手の話にはいつも反論がありますよね。「ネイティブは子供だってどんな人だって英語を自由自在にしゃべれるじゃないか。」でも、ネイティブは、頭の柔らかい小さい頃から、膨大な言葉のインプットアウトプットの繰り返しをしてきたのです。

記憶力が高いほうが英語は上達しやすい

昔、経済学者の野口悠紀雄さんが書かれた「超・勉強法」という本を読んだことがあります。内容はとても役立つものだったのですが、一つ引っかかったのが、「学校の英語の教科書を先取りして音読して憶えてしまえばいい。」というところでした。ここまではいいんです。その次に「20回も音読すれば憶えられる」というような記述があったと思います。

これを読んで、「はて、、オレは50回読んでも全然覚えられないぞ。」

そうです。能力の差です。

もう一つ。考古学者のシュリーマンは語学の達人だったともいわれています。(真実かどうかは諸説あるようですが。)外国語の文書を3回読んだら憶えられたそうです。

これは極端にしても、高校生の時に英語の成績の良かった同級生は、記憶力自体が良かったような気がします。

僕自身を振り返ってみると、やはり記憶力はあまり高いほうではないと思います。理系に進んだのも、暗記科目が少ない、という理由も大きかったです。

通訳案内士の試験のために、歴史検定というものを受けたのですが、自分の記憶力のなさ、かつ、年を取ってきて(アラフィフです)その更なる低下を実感せざるを得なかったです。

英語の上達には、記憶力が高ければ高いほどいい

英語は語学なので、やはり言葉をおぼえないとどうしようもないところはあります。自分の身の回り、生活、考え、政治経済、仕事、、それぞれに概念があり、それは単語やフレーズになっています。英語の構造をしっかり身につけるのが超重要なのはその通りですが、それを英語の構造に乗っけて運用するには、その概念を表す言葉を知っていないとどうしようもありません。

そういう面で、ほんの少しの勉強で英語がペラペラになる、というのは、ウソではない(一つのフレーズだけ覚えても、その文だけは「ペラペラ」ですからね)としても一般的な人がイメージしているペラペラ=英語で思ったことが何でも話せる、とはかけ離れていることが分かります。

やはり記憶力という能力が高い方が、英語の上達には有利だ、と言わざるを得ません。

自分の能力に合った「戦略」を立てればいい

しかし、あきらめる必要はないと思います。記憶力のなさは、「繰り返し」という武器で立ち向かえると思います。

記憶力が弱い自分の経験からも言えますし、英語学習のインフルエンサーの方も同様の事を書かれていました。(ただ僕は正直、この方は一般の人よりもとても基礎能力の高い方だと推察します)

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で、英語の繰り返し学習の方法としては、前回のブログでご紹介した、単語帳+音声合成で繰り返し聞く、というやり方がとてもいいと思います。何といっても、楽に繰り返せるんです。そう、「楽に」「繰り返し」ができるのです。能力の高い人が7回で憶えるんだったら、僕らは、隙間時間を使って30回繰り返せばいいんです。

こういう戦略を立てて、英語の上達という目標に向かって進んでいくイメージを持つといいと思います。

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