英語の基礎体力、こうすればついたのに

英語学習

大人になってからやり直しで英語を勉強して、いろいろと回り道をしました。

自分だったらこういう勉強をしたら一番効率が良く「英語の基礎体力」がついたのにな、ということを書きたいと思います。

ここで言いたい「基礎体力」とは、ある程度英語が使いこなせるだけじゃなくて、そのあとの英語の伸びのスピードも上がる、無駄がなくて、しっかりした基礎ができている、というイメージで書いています。

とはいっても、以下のやり方が万人に合うかどうかはわかりません。あまり社交的ではなく、人と会話するのが大好きというほどではないが、コツコツ一人で何かをすることがあまり苦ではない人に向いていると思います。

オンライン英会話もいいのですが、やるにしても、以下のような基礎トレーニングを並行してやらないと、シュートフォームができていないのに実践に出た桜木君(古い?)のように、上達はするのですが効率がちょっと悪いことになってしまうと思います。

英語の基礎体力がついている状態とは

では、英語の基礎体力がついている状態とはどんなものでしょうか。私の持っているイメージは以下の通りです。(こんな状態に早くできていたら、そのあとの伸びも早かったのになぁと思うイメージです。)


・自然な発音で、英語を口にできる。(発音は、上達のスピードを確実に上げてくれます!)
・3000語程度の語彙を憶えている。
・その半分くらいは、能動語彙(話す英語)にできている。
・英語の語順で内容を理解する頭の回路ができている。
・知っている語彙の範囲で、はっきり話してもらえれば聞き取れる。

この状態で英検を受けると二級はちょっと難しいかな。TOEICだと、600点~700点くらいじゃないかと思います。

ただ、こういう状態を作れると、そのあと勉強すればするほどどんどん力がついてくると思います。

基礎体力のためのキーポイント

その基礎体力をつけるためのキーポイント3つと、その練習方法、そしてお勧め本などを書きたいと思います。すべて自分の経験からの後付けで「最初からこうやってたら、もっと早く上達したのになぁ」というものです。

①標準的な発音を練習する

とにかく発音は最初から意識して練習したほうがいいです。効率の良い英語勉強方法はないとよく言われますが、発音だけはやっておいた方が、そのあとの効率が全然違ってきます。

ただ、発音はすぐに上手になる人と、僕のようになかなか上達しない人に分かれる気がします。それでも、正しい発音を音で理解して、それに向けて常に練習するかしないかで、伸びが違ってくると思います。

また、いろいろなところで書いていますが、こと発音に関してだけは、最初は信頼できる先生のレッスンを受けてフィードバックをもらって、そのフィードバックをもとに練習したほうがいいです。

僕は、最初は一人で本で勉強して上達した気になっていたのですが、全部やり直しになりました。。

②ある程度の量の自然な英語会話文を使って、英語の語順で理解する練習をする

これは、いわゆる「英会話」の本をある程度の量こなすことをイメージしています。何がいいかわからない、という人は、NHKの「ラジオ英会話」から始めてみると良いと思います。

https://www2.nhk.or.jp/gogaku/homestudy2021/kaiwa/

ビジネス英語をやりたい人は、同じNHKのビジネス英語講座でもいいと思います。僕は、杉田先生のビジネス英語をずっとやっていました。(ほかにも良本が本当にたくさんあります。機会を見て追記します。)

この「多くの自然な英会話に触れる」を英語学習の軸とすると、文法力も、語彙力も、聞き取る力も、話す力も相乗効果でついてきて、いい循環ができてきます。

練習方法は、まず音を聞いてディクテーションし、完全にその英文を理解する。そのあとゆっくり発音を意識しながら音声の後にリピートする。同様にゆっくり音読する。ゆっくりシャドウイングする、というのを繰り返し、そのシーンの人になり切って何度も何度も行うことをお勧めします。このようないろいろなやり方で、その文を最低50回、できれば100回繰り返して復習してください。

もし、中学英語の文法がまだおぼつかないのでしたら、ご自身の学習した中学3年間分の教科書を聞いて、音読することをお勧めします。教科書がなければ、以下のような中学英語復習本でもいいと思います。(これも良本がいっぱい出ています。本屋さんで気に入ったものを選べばよいと思います。)


③英語の基本構文を身につける

これはいわゆる英語構文を体にしみこませる作業です。パターンプラクティスという手法を使います。

今、英語のハノンという本が学習者の中でブームになっていますね。実は僕もこれをやっていますが、やり始めの方は、以下の本を先にやった方がとっつきやすいかもしれません。会話文が入っていたり、発音の練習も入ってたりもします。

以下のリンクは入門用ですが、入門用と初級用の二つをこなすと、だいぶ英語が口から出てくるようになると思います。そのあと英語のハノンを続けて何度も繰り返しやる、というのが個人的にはお勧めです。

まとめ

改めて、やっぱり基礎体力がつくまでに自分は大分紆余曲折したなぁと思います。

今は、本当にいい教材やレッスンがあってうらやましいです。(自分も使ってますが。)参考にしていただければ幸いです。

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