計測可能な指標
英語学習のゴールをイメージすると良いという話をしましたが、それに向けて学習をする際は、計測可能な指標を作るのが大事です。
そして、ゴールに向けて、確実に効果のある指標は「時間」だと思います。特に学習を始めたころは、隙間時間を含めて時間の積み上げを意識して、記録していくといいと思います。「これだけやったんだから」というのが数字で出てくるので、モチベーションを維持しやすいのと、効果が確実だからです。
英語習得には2000時間必要なんて根拠なし、というような意見も見られます。確かに日本人がゼロから英語をマスターするために必要な時間を学術的に研究した論文は見当たりませんでした。
一方で、まずは自分の経験からも、中学高校の英語学習だけやってきた人が英語をやり直してある程度使えるようになるには、自分の経験からは1000時間、2000時間単位の勉強は必要だと思います。
以下の記事が一番説得力がありました。
目標時間をどう設定するか
もちろんこれは語学センスや能力によって少しは差が出てくるところだと思いますが、100時間程度の学習ではなく、もう一桁大きい単位での学習が必要なことは変わりがないでしょう。
その中で、指標として定めるのは、まずは「1000時間」がいいと思います。これも自分の経験からなのですが、1000時間学習すると、ようやく、英語のレベルが上がってきたことを自分で実感できるからです。この単位で勉強できた、という達成感もあります。逆に、これくらい学習時間を取らないと、いわゆる「こんなにやったのに全然上達しない『壁』」(自分で名付けました)にぶつかって学習が継続できない心配があります。まずは1000時間、できれば1年くらい(ダメでも2年)隙間時間をかき集めて1000時間やってみると、世界が変わってきますよ。
どうやって測定するか
これが、実はとても大事なんです。測定の手間がかかると面倒になってしまって続きません。
僕は、英語やり直し始めたころは、学習教材のノルマを決めていました(例えばNHK英語講座15分、その音読とディクテーションに45分、単語帳に15分、とか)そこでかかる時間は大体同じとみなして、適当に計算してメモしていたような記憶があります。これでも十分です。確か英検準1級、TOEIC900を取るまでに1000時間、それから1級取るまでにさらに1000時間くらい学習時間を取ったと思います。時間がかかる方だったんじゃないかと思います。
英検1級取って、10数年も学習のブランクをあけてしまったのですが、再再度、英語をやり直し始めた時は、以下のアプリを使っていました。使っている人も多いと思います。
高校生が受験のために勉強で使っているケースも多そうですが、社会人で英語を勉強している方も多いです。やはりソーシャルメディアで学習仲間ができると、継続の支えになりますね。
今見直してみたらこれを使って1000時間以上学習していました。通訳案内士試験に合格したのは、これを使って学習のモチベーション維持をしていたことが大きいと思います。
ただ、僕のスマホと地域のネットワーク環境のせいだと思うのですが、更新のための通信に時間がかかるようになってしまい、最近はほとんど使っていません。その代わりに、以前紹介したアプリを使ってざっくりした管理をしています。
手帳にシールやマルつけ、でももちろんいいと思います。
とにかく、学習時間を記録する、学習の継続にはとてもいいと思います。お勧めします。
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