英語学習法の本ばかり読んでしまうワケ

英語学習

英語学習より「英語学習法」が気になってしまう

気が付けば、英語の学習法の本をいろいろと読み漁ってしまっていませんか?そんな時間があったら英語の勉強自体をしたほうがいいですよ!

と自分に言っていますが、なかなか治りません。「もっと自分に合っている、効率的な勉強法があるんじゃないか」と探し続けてしまう、青い鳥症候群的なものがあるのかもしれませんね。

同じことをしてしまっている人のために、僕が過去20年で読んできた本の中でお薦めを4つ挙げます。これだけ読めば、ほかの学習法の本を読む必要はありません!(というのは言い過ぎですが、でも本当にお勧めの4冊です)

  • 英語の達人
  • 英語に好かれるとっておきの方法
  • 英語 最後の学習法
  • 英語の科学的学習法-文法的分析でマスターする

では、紹介していきますね!

英語の達人 (杉田敏 著)

NHKラジオビジネス英語講座の講師を長年やっておられた杉田敏先生と、様々な英語の達人とのインタビュー集です。ネイティブでないが英語達人となった人たちが、中学生など子供の頃にどうやって学習したか、といったことが書かれていました。学習方法もそうなんですが、むしろ「達人と言われている人は中学生、高校生くらいからこのくらいやっていたんだな」と、モチベーションアップに役に立ちました。

英語に好かれるとっておきの方法 (横山カズ 著)

岩波ジュニア新書なので、本来中高生向けの本だと思うのですが、大人にぜひ読んでほしい本です。まずタイトルがいいですよね。英語に対する著者の思いが伝わってきます。自分の中で湧き上がる感情と、英語をつなげることの重要性に気づかせてもらいました。同時通訳の達人である横山カズ先生が本当に役に立った学習法を惜しみなく語ってくれています。

英語 最後の学習法 (高橋敏之 著)

もし僕が今、「英語を勉強したいんだけど、勉強の仕方はどうしたらいいかな」と相談を受けたら、最初にこの本をお勧めすると思います。4技能バランスが取れていて、かつとても具体的な学習方法が書いてあります。最近出版された本ですが、この通りに学習していたらもっと早く英語の力(特にアウトプット)がついていただろうな、と思います。ちなみにKindle版を買ったのですが、レイアウトが固定で、字の大きさなどが変更できないところだけが残念。紙の本をお勧めします。

英語の科学的学習法-文法的分析でマスターする (佐伯 智義 著)

この本は1997年初版と古く、知らない方も多いと思います。が、僕にとっては大学受験時に訓練した「文法解析英語」の知識を、本当の英語の「運用知識」に変えてくれた、画期的な本でした。英語で文法用語を覚えて、英語の世界の中だけで、日本語を介さずに文法的な分析を行うことで、英語の語順で「神経回路を組織化」できるというものです。実はこの本で述べていることを実践するには音声がとても重要なのですが、入手するには、確か、著者に直接連絡を取って、テープ(だったかな、とにかく音声のメディア)を送ってもらうしかない、というすごい?システムでした。もちろん僕は著者の方に直接連絡、音声を送っていただき、それで勉強しました。受験英語からの脱却(英語を英語の語順で理解する)に弾みがついたのをおぼえています。

最後に

自分の視点で、とても役立った本を紹介しました。が、自戒を込めて言うと、自分に役立った学習方法が万人に役に立つわけではないと思います。僕にとっては音読は本当に英語の能力向上に役立ちましたが、Twitterなどを見ると、音読は一切やらないでネイティブ並みの英語力を身につけた方もいます。

山を登るのに手段は一つだけではないですからね。

ただ、今回ご紹介した本は、参考になるところはきっとあると思うので、この記事を見た方が手に取ってくれると嬉しいです。(多分最後の本は手に入りにくいと思いますが、、どれを読んでも、得るものは少なからずあると自信を持っています!)

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