電車での勉強が人生を変えた

勉強法

今、自分の子供が大学受験に向けて必死に勉強しているのを見ていると、自然と自分自身の大学受験の頃を思い出します。僕は正直、失敗してしまった側でした。その結果、地方から片道2時間かけて大都市の予備校に通う日々が始まりました。

最初の成功体験

2時間も電車に乗るんだから、なにか勉強しないとどんどんおいていかれる。なんせ毎日4時間も電車の中でボーっと過ごせば、毎日4時間も他の受験生と差をつけられてしまうという焦りがありました。で、高校時代、ほとんど手を付けなかった化学の暗記物を1から始めることにしました。さらに、英単語の暗記もこの時間で行いました。この「電車で勉強する」スタイルが功を奏し、理科が2科目必要な、難関といわれる大学に合格することができました。また英語は当時の理系受験生は力をあまり入れていないこともあり、僕の大きな武器となりました。
これが僕にとっての「電車内勉強」の最初の成功体験です。

社会人になっても

社会人になると、自分にはまだまだ足りないものが多いと痛感します。その一つが英語でした。当時はTOEIC500点台と低いレベル。そこで、NHKの「やさしいビジネス英語」を録音して通勤電車で聞き込み、ディクテーションや(口パク)音読を繰り返しました。この地道な努力のおかげでTOEIC900点超、さらに英検1級も取得できました。
その後、全国通訳案内士を目指したときも同様です。暗記が必要な国内旅行業務取扱管理者試験や歴史検定2級は、ひたすら電車の中で覚えました。特に面接対策では、Ankiカードにトピックを登録し、即興スピーチを何度も電車内で練習しました。

他の資格取得も「電車」が支えに

時期は前後しますが、中小企業診断士やCFP、FP1級の資格取得も、電車内の勉強が大きなお大きな助けになりました。特にFP試験では、2年間コツコツと勉強を続けられたのは、通勤時間を「自動的に勉強時間にする」という習慣があったからです。

通勤時間は「固定された自由時間」

振り返ってみると、通勤時間という長時間の「拘束された自由時間」をどう活用するかが鍵だったと思います。「通勤時間が無駄だ」と言う人もいますが、僕にとってはこれが人生を大きく変えた時間でした。

効率的に通勤時間を活用するコツ

通勤時間を活用するために、僕が実践してきたポイントは以下の2つです。

①習慣化する

電車に乗ったらすぐに勉強を始めるよう、無意識で行動できる習慣に落とし込むことが重要だと思います。人間は習慣の生き物です。最初にSNSを開いてしまうと、そのまま降車までやり続けてしまうものです。

②座る

座れるかどうかで効率が大きく変わります。僕も座れる時間帯を選んんでいました。また経路を工夫して定期券を買うくらいはやるメリットは有ると思います。

今から始めよう

もちろん、僕も目標を見失って漫画を読んだり、寝てしまったりすることもありました(寝ること自体は悪くないですが)。しかし、目標があるときは通勤時間をタスクのルーチンに組み込むことを強くお勧めします。
特に20代や30代の方へ。この習慣は、何十年後に人生の付加価値を大きく変える投資になると思います。ぜひ、明日の通勤時間から試してみてください。

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