この本、売れているみたいですね。自分が買って、本当にいいと思った本が売れているのはうれしいです。タイトルも秀悦ですよね。英語学習者の悩みを一発で射抜いている感じです(笑)。「そうなんだよ、日本語みたいに出てこないんだよー」。
紙の本はこちら
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Kindle版はこちら(僕はこっちを買いました。固定レイアウトなので注意)
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~大人の英語学習に足りない“自動化”を教えてくれる~
英語の勉強って、ずっとやってるのに「思ったことがスッと英語で出てこない」。
まさにそんな悩みを持っている人に、この本はドンピシャだと思います。
僕自身、英検1級や全国通訳案内士などの資格を取りながら、英語と付き合ってきました。でも正直、ずっとモヤモヤしてたんです。「なんでまだ“英語が出てこない”んだろう?」って。
そんな中で出会ったのがこの本。まるで、今までの自分の学び方を“地図”にしてくれるような一冊でした。
🎯 この本が向いている人
この本は、こんな人におすすめです:
- 英語をある程度勉強してきたのに「話せない」と感じている人
- 英語が口から自然に出てこないことにモヤモヤしている人
- 文法や単語は知っているけど、英会話で固まってしまう人
📌 印象に残ったポイントと自分の経験
※以下は、自分として特に気付きのあった点だけを抽出しています。この本はそれ以外にも本当に英語学習者がとるべき学習法が体系的に書いてあるので、とにかく読んでみることをお勧めします。
1. 「英語学習の目標は、はっきり決めておけ」
目的を明確にし、具体的な目標を立て、期限を決め、現在のレベルを把握する。
僕自身、英検1級や通訳案内士を目標にしていた時は、集中して勉強できました。
ただ、試験に合格したあとも「英語を日本語と同じように出てこない、話せない」現実に直面。この目標設定が“使える英語”に向いていなかったことに気づきました。
2. 「英語は“自分英語”として育てていくもの」
英語を覚えるというより、自分の中で育てる。最終的には“自動化”された英語が口から自然に出る状態を目指す。
自分も通勤電車で毎日シャドーイングしていた時期があります。でもそのとき、“言えるようになった文”はあっても、「パッと出てくる」までは届いてなかった。
今なら、それは“自分英語”として育てきれていなかったからだとわかります。
3. 「知る → できる → 自動化」の3ステップ
この図式はとても腑に落ちました。
「できる」ようになった後で、「使える」ようになるまで何度も何度も繰り返す。意味ある反復が必要なんです。
4. 英語のインプットとは、“英語のまま”触れること
リスニング力を伸ばすには、リーディングも大事。
読む→聞く→話すの循環が、英語脳の回路を作る近道だと気づきました。正直これは、この本を読むまで軽視していたところだったので、改めて気づきがありました。
📚 この本を読んで変えたこと
- 以前の教材を再活用:「できる→自動化」の観点で、過去のNHK教材を使い直し。具体的には、遠山顕先生の「よりぬき英会話入門」を完全に暗記する教材として使ってます。これが終わったら次は杉田敏先生の「やさしいビジネス英語」の予定。
※こういう点で、NHKラジオの英会話関連の教材はほんとうによくできていると思います。今ならラジオ英会話、ビジネス英会話どっちでもいいと思います。 - ひとりごと英語を強化:リアルなアウトプットの練習に。具体的には、自分で前日にやったことや、テーマを決めて2分くらい独り言を言って、スマホで音声認識→それを生成AIにコピペして、自然な英語に直してもらう→その内容を音読、録音して再生。発音やイントネーションをチェックして良くないところを意識しながら何度か音読→同じ内容を空で言う。
- リスニングも完全にわかるまで繰り返し:リスニングはスクリプトのある、復習できる音源に集中し、完全に聞き取れるまで繰り返す。(映画の英語なんかは正直、聞き取れたのか覚えてしまったのかわからないものもありますが、それでも音から完全に理解できれば良しとしています)
- 多読を取り入れる:これは長い間サボっていたのですが英語の文章をできるだけ読むようにしています。確かにリスニング強化に役立っている実感があります。
🧭 まとめ:英語が自然に出てくる“脳のつくり方”が見えた
この本は、今までのバラバラだった努力をつなぎ合わせる地図をくれました。
英語が「思ったときに口から出てくる」ようになるには、まだ道の途中。だけど、その道の歩き方を教えてくれたのがこの一冊でした。
英語が日本語みたいに出てくる――そんな日のために、今日も一歩ずつ積み重ねていきます。
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